江戸川区での外壁塗装の助成金について
東京23区では、区によって外壁塗装に助成金が出るところがあります。今回は江戸川区に外壁塗装の助成金はあるのか、ない場合はどうしたら費用を安く抑えられるのかをまとめました。
また、江戸川区ならではの外壁事情も調べました。江戸川区内で外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
江戸川区で受けられる助成金の種類
江戸川区には、2023年4月時点で外壁塗装に特化した助成金制度はありません。ただ、住宅のリフォームに関して「住まいの改造助成」という制度があります。
利用できる方にはおすすめします。ぜひ検討してみてください。次から住まいの改造助成について、申請条件や方法を詳しくご紹介します。
「住まいの改造助成」の上限金額
上限金額は200万円で、助成割合は世帯収入によって決定します。同居する家族全員の所得を合算した額が450万円以上なら助成割合は8割、450万円未満なら9割、生活保護世帯又は全員が住民税非課税であれば10割の助成を受けられます。
「住まいの改造助成」の対象者
介護認定を受けている60歳以上の方、身体障害者手帳の交付を受けており、介助が必要な60歳から64歳までの方が助成金の対象となります。対象者が限られているので、利用できない方も多いかもしれません。
費用を抑えて外壁塗装を行う方法
次に、助成金が使えなくてもなるべく安く外壁塗装を行う方法をご紹介します。
外壁塗装の相場は
まず、一般的な外壁塗装の相場を見てみましょう。江戸川区の場合、延べ床面積にもよりますが概算相場は約64万円~94万円とされています。なかなか高額になるので、少しでも費用を抑えたいところです。
優良業者に依頼する
まず、1つ目の方法は優良業者に施工を依頼することです。格安でも評判が悪い業者に依頼してしまうと、途中で追加料金を請求されるなどトラブルが発生するだけでなく、トータルで高額になる場合があります。
大手の会社が安心に思えますが、おすすめなのは地元密着型の業者です。仲介手数料などもかからずに、相場よりも良心的な価格で済むこともあります。
保険を利用する
2つ目の方法は保険を利用することです。外壁の劣化がある場合、火災保険が適用される可能性があります。チョーキングが起きている、苔が生えている…などの症状で適用された例もあります。
すべてで適用になるわけではありませんが、20万円~40万円が保険金としてもらえる可能性があります。一度相談してみる価値はありそうです。
江戸川区で業者を選ぶ時のポイント
優良業者と一言で言っても、どうやって見分ければいいのか迷うところです。そこで、優良な外壁塗装業者を選ぶ時にチェックしたいポイントをご紹介します。
自社の直接施工である
大手のリフォーム会社は名も通っていて安心に思えますが、実際は下請け業者に施工依頼しているところも多いです。仲介手数料や宣伝費なども上乗せされた費用を支払うため、高めになる傾向があります。
可能であれば、地域密着の業者がおすすめです。余計な宣伝費がかからず、価格も良心的な場合が多いからです。
実績が十分に信頼できる
外壁塗装業者の候補を探したら、過去の実績を確認して信頼できるか調べます。何かトラブルを起こしていないか、どの程度の件数を請け負っているのか、できれば施工例の写真まで確認したいところです。
自分が依頼したい塗料を使っている、家の大きさに対しての施工費用などイメージがつかみやすいです。
見積もりに無料で対応してくれる
実際に依頼するとして、まず見積もりで費用がどの程度かかるかを概算してもらう必要があります。優良業者は大抵無料で対応してくれるところが多いので、業者選びの際のひとつのポイントといえるでしょう。その際、対応の良さもチェックして下さい。
値段を抑えたい時にできること
助成金がなく、保険も使えずに優良業者に依頼して外壁塗装を行うことになったとしたら、安く施工するために何ができるでしょうか。
塗料のグレードを下げる
塗装に使う塗料の素材をグレードダウンすると、その分値段が抑えられます。フッ素や無機塗料を指定されている場合は、高級な素材なのでシリコン系塗料にグレードダウンを検討してみるのも手です。
最初からシリコン系塗料を指定されている場合は、さらにランクを落とすと耐用年数が短くなるほか、それほど費用の節約にならないのであまりおすすめできません。耐用年数が短ければ塗装を行うサイクルが短くなり、結果的に費用が高くなってしまうからです。
オフシーズンに施工依頼する
外壁塗装にもハイシーズンとオフシーズンがあります。塗料が乾きやすい季節である春と秋はハイシーズンであり、施工も混み合っていて費用も高めです。
逆に雨が多くなかなか乾燥しない梅雨の時期や、日照時間が短い冬は避けられがちなので、割引価格で案内されていることも多いです。塗料が乾くまでに時間がかかるので、施工期間が長くなっても良ければ検討してみてください。
条件が悪い中での施工は業者の技術によって仕上がりが更に左右されます。オフシーズンに依頼するなら、業者の選定は更に気を遣わなければなりません。
見積もりを複数でとる
引っ越し業者などと同じで、複数の業者から見積もりを取ると割引してもらえる可能性があります。施工費用の5~10%程度は複数見積もりを取って削減できるといわれているため、外壁塗装では約3~10万円削減できる可能性があります。
その際は、3社以上から見積もりを取ること、塗装する場所や使う塗料の条件を揃えることが大切です。
江戸川区は外壁が劣化しやすい?
江戸川区の南エリアは東京湾に面しており、海が臨める環境の半面で塩害が無視できません。外壁塗装に使われる窯業系サイディングやコンクリートは、定期的なコーティングをしないと腐食してしまいます。
外壁が腐食すると雨漏りなど不具合の原因になることがあるので、対策をとる必要があります。可能であれば、塩害対応の塗料を使うと長持ちするのでおすすめです。また、首都高近くの場所は排気ガスが多く外壁も黒く汚れがちです。
排気ガスは酸性雨の原因にもなります。酸性雨は窯業系サイディングやコンクリートと化学反応を起こし、外壁を溶かしてしまうのです。
このような理由から、江戸川区は外壁塗装が劣化しやすいと言えます。一般的には外壁塗装は10年ごとに行うのが良いとされていますが、もう少し短いサイクルでメンテナンスを行う方が良さそうです。
江戸川区の外壁塗装業者事情
江戸川区は東京都内では比較的地価が安いため、ファミリー層に人気があるエリアです。そのため住宅も多く、需要を見越してか外壁塗装に対応した業者は300社以上もあります。
全国的に見ても多く、価格競争が激しくなりがちです。業者の施工レベルの差も大きいので必ず複数見積もりを取ったり、評判を調べたりして依頼する業者を決めるようにしましょう。
まとめ
江戸川区で外壁塗装を行う際の助成金について調べました。江戸川区には、残念ながら外壁塗装に特化した助成金はありません。
しかし、保険が適用されるなら利用できますし、優良業者に依頼すると費用を抑える工夫が出来ます。そのほかにも施工シーズンや塗料のグレードを変更する方法もあります。
江戸川区は東京湾に面しており外壁の劣化ペースが速い傾向にあるので、少しでも安くメンテナンスする工夫を行いましょう。
おすすめは地域密着型で施工実績があり、依頼者からの評判がいい業者です。自分たちの予算内で満足いく仕上がりになるように、ぜひ妥協せずに検討してみてください。